Japan Metal Indies

History Of All Night Metal Party / オール・ナイト・メタル・パーティーの歴史

ここでは、画像を追いながら当時のジャパメタ・インディーズ・ブームの中でも一番盛り上がっていた頃の時期に盛り上がった、オール・ナイト・メタル・パーティーにスポットを当てて話しを進めます。

 1983年12月31日、東京の鹿鳴館と大阪のキャンディー・ホールで始まったオール・ナイト・メタル・ギグは、ちょうどヘヴィ・メタルが今までのアンダー・グラウンド・シーンから脱し、メジャー攻勢をかけ始めた時期に行われたという点から重要である。

そして、第1回目のラインナップが44マグナム、SHOW-YA、サブラベルズ、アンセム、ラジャス、マリノ、 アースシェイカー等、のちにプロとしてデビューしたバンドがほとんどだという事も決して見逃せない事実だ。その後、この”オールナイト”は大晦日に欠かせないギグとなり、アマチュア・バンドにとって、このイベントに出演する事は、翌年への大きなステップにつながると、という存在にまでなった。さらに、普段では見られないようなバンドが登場する事でも、このギグは目が離せない存在でもあった。

第1回目では、ラウドネスの山下 昌良、元マリノの大谷 レイヴン、元X-RAYの高橋 ロジャーらによる、 ”準オリジナル”ゼファーや、アースシェイカーの飛び入りが(大阪)、 第2回目では、幻の”変形”44マグナムや、サブラベルズとアンセムのジョイントがあった(東京)。 次は、'83年から'86年までのオール・ナイト・メタル・ギグの様子を写真で見て頂けます。

All Night Metal Party '83 to '84

EARTHSHAKER
at 大阪・キャンディー・ホール

京都の南座に出演した後駆けつけたアースシェイカーで 大阪のライヴは頂点に!

ANTHEM
at 目黒・鹿鳴館

この日の鹿鳴館のライヴが、ヒロヤが加入した新生アンセムの初のステージだった。

MURBAS
at 目黒・鹿鳴館

当時トモは、リアクションに在籍していたので、彼が復帰するまでの、ほんのわずかな間だけ在籍していた二見 "ミスティ" 学をフィーチャーした貴重なステージ・ショット。

VEIL
at 目黒・鹿鳴館

歴史あるメタル・インディーズのヴェイル。人間テーテム・ポールだ!

REACTION
at 目黒・鹿鳴館

元ムルバスのトモをVoに迎え入れたリアクション。
この日は埼玉と東京のふたつのオール・ナイトを掛け持ちするという超人ワザ。

44MAGNUM
at 目黒・鹿鳴館

これぞ幻の”変形”マグナム。
Vo:ジミー、G:バン、B:ジョー、Ds:ポールというラインナップで、ファンには大ウケだったという。

SABBRATHEM (?)
at 目黒・鹿鳴館

かなり貴重なショット。バンド名はサブラセムか?
ヒロヤ&松川(G)、ナオト(B)、キイチ(Vo)、Dr・・・不明の黄金メンバー!

DEAD END
at 目黒・鹿鳴館

当時('86年)にもっとも成長し、高い人気を得たのが、このデッド・エンド。ワイルドで過激なサウンドがカッコ良かった。

REACTION
at 目黒・鹿鳴館

'86年のメタル・インディーズ・シーンは、リアクションのカウント・ダウンによって宣戦布告された。

SABBRABELLS
at 目黒・鹿鳴館

この当時で既に貫禄さえ感じさせるまでになったサブラベルズのステージ。