【どライヴ Vol.10】 ライヴ・レポート
Prologue / プロローグ | METLO JAM / メトロ・ジャム | AXXELATION / アクセレーション |
Rahu / ラ-フ | Drive / ドライヴ | Session Time / セッション・タイム |
日時:2010年11月7日(Sun)
会場:名古屋・ハートランド・スタジオ
Prologue / プロローグ
何事にも記念というのはある。仕事、行事、または個人の生活の場でも。
過去を顧みてこれからもというように思いを強くする。辞書を調べると、こう書いてある。
思い出となるように残しておくこと。また、そのもの。過去の出来事・人物などを思い起こし、心を新たにすること。(参考文献:goo辞書)
そういう意味においては、今回の「どライヴ Vol.10」はまさに記念碑的な意味合いを持つものだと思う。
何事もやり始めるのも大変だが、継続するというのは並大抵の努力じゃ出来ないでしょ。
それでも、今回記念すべき10回目を迎えたということもあり、関係者の方々の努力や、出演するバンドさんも良い意味で相当の力が入っていたように思う。
その、「どライヴ Vol.10」に管理人も参戦してきたので、ライヴ・レポートをここでご紹介していきたい。
管理人が感じたままを書いているので、「???」とかあると思うが、ご容赦願いたい。
METLO JAM / メトロ・ジャム
まず、登場したのがMETLO JAM(メトロ・ジャム)さん。軽快なサウンドが特徴ではあるが、中にROCKという芯が一本通った骨太なRock魂も併せ持つ。
VoのChisatoさんの歌声は中音域が心地良い。ミドル・テンポのバラードの曲があったが、ポップス調などの他の曲とは歌い方が変わって、「あっ、こんな歌い方もできるんだ!幅が広いなぁ!」と、ぐっと引き込まれていきました。
曲が好いんですよ、このバンド。聴くうちにグイグイと魅力を増し、いつのまにか身体がリズムを刻んでる!
ギタリスト二人体制になったのは今回からという事らしいが、アンサンブルなども纏まっていて良かった。
METLO JAM (メトロ・ジャム) are...
- Vo:Chisato
- G:丹羽 '3号' 利文
- G:小島 良 (support)
- B:Kubota‘B.G.’Eiji
- Ds:Saito‘P.’Toshiyuki
Set List
- 扉
- ERICA
- あいたくて
- 鬼火
- Ring
- Circus2
- HIGHER
AXXELATION / アクセレーション
次に登場したのが、管理人の地元でもある広島・福山からこのイベント「どライヴ Vol.10」にも、また名古屋にも初上陸となるアクセレーション。
S.E.が終わり、1曲目から早くもメンバーのヴォルテージは上がり、熱いステージを繰り広げる。
9月にこのバンドとライヴをしたのだが、前回のステージと違い格段にバンドとしてのグルーヴ感が増し、メンバーの意気込みをすごく感じた。
やはり管理人としても、地元バンドだから気になるし、オーディエンスの反応やいかに!?と思い、目を配ると、地元名古屋勢のオーディエンスもへヴィなリズムの中に身体を預け、
ヘッド・バンキングや拳を高くかかげる方達も見え安堵した。'80年代の良き古さというか古典的な剛直さと、現代のヘヴィネスさが相まったサウンドがこのバンドの特徴だといえるだろう。
これを機に、名古屋へもライヴ活動の輪を広げていくというアクセレーション。夫婦(めおと)メタルを全国へ発信しろぉ~!
AXXELATION (アクセレーション) are...
- Vo:HIROMI
- G:SEIJUN
- B:TOSHIMITSU
- Ds:TOSHIHISA
Set List ---
- Opening S.E.:king's Gate
- Warriors
- Axxelation
- Rock Shock
- Earth Of Fire
- Mind Revolution
- Red Beet
- Speed Of The Star
Rahu / ラ-フ
さて、次にご登場は地元を中心に活動されているRahu(ラ-フ)さん。ステージングは、海賊ストーリー形式だが、これが良いのよ!!
感じたままに言うと、歌メロはPopsを基調としながらも、プログレ調あり、ROCK調ありで何とも幅広い!
びっくりしたのが、観ていたらRainbowの「KILL THE KING」を聴けるとは思わなかった為、嬉しい誤算でした(*^。^*)
艶やかで伸びのあるヴォーカル、美しいハーモニーで心奪われるコーラスと安定したバック陣と、笑わせるポイントもありオーディエンスと一体となったステージング、途中色とりどりの風船が宙を舞い、何か夢のあるお伽噺のような彼ら独特のRahuワールドを堪能した。
Rahu (ラ-フ) are...
- Vo:Mikka
- G:P-chan
- B:kuro
- Kb&Org:DUG ITO
- Drums : Mikio Ogawa
- Cho:Suzuko
Set List
- ロンド・オブ・パイレーツ
- Angel of Oak
- マワル世界
- Somewhere Over the Rainbow
- Kill the King
- Endless Story
Drive / ドライヴ
さぁ、いよいよ当日のメインであるDriveの登場!
S.E.に続いて凄いオーラに圧倒されそうな感じすらする!!
Kinnyさんの声は、2年前に大阪で観たライヴ以上に高域が出て伸びがあり、
更にパワフルさも増していたように思う。
Rommyさんのワイルドでうねる様なベース・ラインとアクションのカッコ良さに見とれてしまう。
Taichangの小気味良いリフとサウンドに、ボトムをしっかりと支えるLewisのドラムと、どこをとってもまさに、Driveサウンドを堪能できた。
オーディエンスの煽り方などツボを得てるし、またそれに応えて一体となったライヴ空間を演出していた。
Drive (ドライヴ) are...
- Vo:北尾 "Kinny" 茂久
- Gt:林 "Taichang" 大樹
- B:村瀬 "Rommy" 呂美
- Ds:林 "Lewis" 塁
Set List
- Steel Dragon
- Our Love Will Never Die ~ M.C. ~
- Uncontroll Rocket
- Sweet Street Angel ~ M.C. ~
- Taichang Guitar Solo
- Winner Shining
- Drive
オーラが違う!とマジで感じました!キニー氏をはじめ、メンバーが登場とともに、一気にボルテージは最高潮へ!
ライヴ終了後にロミーさんと記念撮影!
感激です!ありがとうございました!
Session Time / セッション・タイム
さぁ、そしていよいよセッション・タイムとなった訳である。
最初に登場したのは、なんと元T-BOLANで活躍さていた青木 和義氏を迎えて、ギターにはジェラルド・キングのいとやんさんと、アクセレーションからSEIJUN、ヴォーカルには名古屋を拠点に全国で活躍されていたTILTの初代Vo.で現ジェラルド・キングのVo.であるRYOさんと、アクセレーションからHIROMIちゃんと、ドライヴのメンバー全員という豪華キャストである。
まさに大セッションと言っても過言ではない豪華さと、熱きステージを観れたことは観に来た全員が感激したであろう。
それにしても、青木氏のドラムの音量はバカでかい!!ごっつい音!しかも、それでいて他の楽器や歌を全く邪魔していないところに凄いテクニックを感じたし、さすがにプロは違うなと痛感した。
そして、いよいよ宴も終盤も迎えて、この日出演した全員による大セッションの幕開けである。元スナイパーでKinnyさん、Rommyさんの盟友でもある伊藤 俊二氏がステージへ!!
客席の真ん中辺りに居たので写真もうまく撮れずに残念だったが、必死に観ようと俊二さんの動きを追っていた。
スナイパーを大阪バーボンハウスで観て以来だから、20数年ぶりに観れたので感激して涙さえ出そうになった・・・
ギター・バトルでは何人もが入れ代わり立ち代わりで、それぞれのカラーを打ち出していたし、オーディエンスも彼等の熱い演奏に
声を出し、拳を突き上げ、手拍子で応えとありとあらゆる手段を用いて応援していた!
何か月も前からこの日を待ち遠しく思い、当日をやっとこさという気持ちで迎えたが楽しい時間というものはあっという間に過ぎ去ってしまい、この日の記念すべき「どライヴ Vol.10」は幕を閉じた。
皆一様にとても満足した表情であったので、大成功と言えるだろう!
次回もこの宴に参加して、楽しい時間を共有できたらと思うし、何よりもHM/HRに限らず、インディーズの世界でも熱いステージングを繰り広げるバンドが沢山居る事をもっともっと情報発信していけるように当サイトの運営者として微力ながら応援すると共に、みんなで盛り上げていけたらなと切に願う次第である!
アンコール:Session time
- Immigrant Song / 移民の歌 : Led Zeppelin
- Rock and Roll / ロックン・ロール : Led Zeppelin
- Ds:青木 和義 (ex.T-BOLAN)
- G:いとやん (from JERALD KING)
- G:SEIJUN (from AXXELATION)
- Vo:RYOさん (from JERALD KING,ex TILT)
- Vo.HIROMI (from AXXELATION)
- ... and Drive
- You Really Got Me / ユー・リアリー・ガット・ミー : Van Halen
- Ds:伊藤 俊二 (ex.SNIPER,JERALD KING)
- ... and All performers
TILTの初代Vo.であり、現ジェラルド・キングのVo.であるRYOさん
ex.T-BOLAN 青木 和義氏。テクニックはもちろんのこと、音の分厚さに圧倒された!
ex.SNIPER 伊藤 俊治氏!25年ぶりくらいに聴いたドラムの音に感激した!涙ものでしたよ!!あぁ、幸せなる瞬間・・・
この後、打ち上げに参加をさせていただきました。
元クロウリーのDs:しが みつひろ氏が当サイトの事をご存じだった様子で打ち上げ場所の居酒屋で、楽しくお話をさせていただいたり、セッションで参加をされたex.SNIPER 伊藤 俊治氏ともお話をさせて頂いたりとかなり充実したひと時を過ごすことが出来ました!
居酒屋から帰る際には、なんとロミーさんが出口まで付き合って下さり、なんと優しい方なんだろうと!
このような時間を過ごせたことは、私にとって本当に貴重な体験でしたし、今年を振り返ってみても一番楽しかった・嬉しかった出来事の一つだったと断言できます。
これもひとえに今回のイベントに声をかけてくださったキニー氏をはじめ、関係者の皆様方のご支援有ってこそのこと。この場をお借りして御礼申し上げます。