波動 Vol.36, Dec 10th, 2022
ライヴ・レポ ~ 波動 Vol.36 ~
日時:2022.12.10 (Sat.)
会場:@福山MUSIC FACTORY
この日は、京都からギタリスト金谷氏率いるVIRAL RUMORさんを迎えてのメタル・ライヴ・イベント、
【波動 Vol.36】が執り行われた。
その日の模様を振り返ってのライヴ・レポです!
※各バンド様の画像をクリックして頂くと、拡大画像が別ページで表示されますので、
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宜しくお願い致します。
AXXELATION / アクセレーション 編
cast :
- Vo: Hiromi
- G: Seijun
- B: HIGASHI
- Ds: GEN
Set List
- DEMONS CRIMES / デモンズ・クライムス
- RISKY BLUE / リスキー・ブルー
- EPIC WIN / エピック・ウィン
- SAVER RANGER / セイバー・レンジャー
- REVIVE / リバイプ
- AXXELATION / アクセレーション
- Vo: 芝本 繁明 / Shigeaki Shibamoto
- G: 金谷 幸久 / Yukihisa Kanatani
- B: のんたん / Noriko Oda
- Kb: なおぢ / Naoko Nakano
- Ds: 元 / Gen Fujino
- Dazzling Dawn -instrumental-
- Run Through The Night
- On The Loose
- No Surrender メンバー紹介 ~ ドラムソロ
- Endless Flight
- Jail Break
- Vo: Vo,G: ハジメ
- Vo,G: Takashi
- B: Kazma
- Vo,Ds: Susumu
- 此の魂、赫々と
- 痛民
- どうして
- うた
- 乱臣賊子【らんしんぞくし】
- 存在の無いの
まずアクセレーションだが、いわゆる正統派のジャパメタと現代的なヘヴィさをも兼ね備えたサウンドが特筆すべきであり、
楽曲もノリのよいライヴ向けのセットリストで臨んだと思われるライヴであった!
"EPIC WIN" のミドル・テンポ・バラードからノリ重視したバンド名を冠した "AXXELATION" など幅広い楽曲層までを披露した。
中でも地元福山市の環境を守るため、様々なイベントに登場,環境の大切さを伝えている
「環境特捜セイバーレンジャー」のテーマ曲をAXXELATIONが制作!その曲を久しぶりに披露された。
環境問題という壮大なるテーマにAXXELATIONが挑み、ヘヴィでファストなナンバーで課題も一気に片付くんじゃなかろうか、
市民が機運を盛り上げられる一助になろうという意気込みさえ今こうして聴いていると感じてくる曲だ!
ラストはもうこれしかなかろう!という、先にも触れたバンド名を冠した "AXXELATION"。 客席まで大合唱が巻き起こる、"AXXELATION~♬"コールで大盛り上がりのステージであった。
(Wrote it on 2022.12.24)
VIRAL RUMOR / バイラル・ルーマー 編
cast :
Set List
私が金谷氏のプレイをみるのは、たしか2017年11月12日に大阪城野外音楽堂で行われた野外メタル・フェス
「BURN UP THE CASTLE "KEEP IT REAL KANSAI HARD ROCK"」でのステージ以来となるので5年ぶりという事になる。
金谷氏が在籍していたバンドやソロ作品など多く聴きこんですっかり金谷氏のメロディアスな面に惹き込まれていたので、この日を凄く楽しみにしてたのだ!!
そして今回地元福山のメタル・イベントである【波動 Vol.36】に出演されるとあり、当然のことながら駆けつけたのである。
演奏が始まる前からステージ前には金谷氏をはじめVIRAL RUMORのステージを間近で観ようとステージ前は多くのお客さんで埋め尽くされてくる。
まず演奏されたのは、"Dazzling Dawn -instrumental-" でかなりファストなナンバーではあるが、金谷氏の弾くソロ・パートではキーボードとの掛け合いもあり、
メロディアスなフレーズが飛び出てきて、「そうそう、このメロディアスなフレーズだ!」とひとり心の中で呟きながらも、氏の演奏に釘付けになっていたのである。
さて、メンバーさんの方の話をしてみると、芝本氏(Vo)のハイトーンを駆使し、アクティヴなステージングとバンドが創り出すハードでいてメロディを重視したスタイルを見事に歌い上げていると感じた。
のんたん嬢(B)のサウンドが良いんだなぁ~!
「ライヴでこのサウンドが出せるんだ! 凄い!カッチョイイ~」
フレーズとサウンドに力強さと優しさとが宿っているように感じた。
なおぢ嬢(Kb)の奏でる鍵盤からはバンドを彩る華やかさと、繊細な音が兼ね備わっており確実にバンドの魅力を一層増している存在だ。
そして、元氏(Ds)のドラミングだがむちゃくちゃ巧い!
叩いた瞬間に、「あっ、この人すげぇ!」って分かる人いるでしょ!その人ですわ!!
バンド内で一番若く、バックでこのバンドの屋台骨を支えながらも、パワフルなリズムとセンスの良いフィルで曲の持つイメージを創り出し魅力を高めているのは間違いのないことだと!!
ライヴ前半は、1stアルバムの中からの選曲で、メンバー紹介を挟んでドラム・ソロを挟み、その後ベースがドラムと重なり金谷氏が入って加わり演奏されたのが、EBONY EYES時代からの名曲 "Endless Flight" だ!
サビでは、会場の中でも"Endless Flight~♪"と口ずさむ姿が見られた。
いやー、勿論私も叫びましたよ~!
そしてラストを飾るナンバーは、荘厳なキーボードの調べではじまるこの曲 "Jail Break"。
40分程のステージはあっという間に過ぎてしまい、金谷氏の凄さを改めて感じた圧巻のステージであったと同時にVIRAL RUMORというバンドの持つポテンシャルの高さをまざまざと見せつけられ、音楽性の高さと魅力をも魅せつけられた一夜であった!
さて、余談というか番外編になるのだがライヴ終了後の物販で1stアルバムと金谷氏のソロEPを購入したのだが(こちらのレビューは後日アップ予定)、
VIRAL RUMOR 1stアルバムリリース告知ポスターと、"No Surrender" 1曲入りライヴDVDが附属していたし、
CD1枚購入にジャケ内に付いている応募カードを出すと、数枚用意された1曲入りライヴDVDの中からチョイスして頂けるプレゼント付きでした!超が付くほどのお得感満載。
私は合わせて枚購入したので、"Shine On"と"Jail Break"のライヴDVDを頂きました。
そしてメンバーの皆さんにサインをして頂きご満悦~!!
そうそう忘れちゃいけないのがもう一つ当日バンドさんから来場者全員にプレゼント!
という事で用意されたのが、「マルチ骨伝導スピーカーLa Voli」。
このスピーカーの先端についている飴を咥えてプレイボタンを押すと”歯や骨の接触を介し音楽・メッセージを伝える”という新たな発想のもと開発されたスピーカーシステム!
これオモシロい! 早速帰宅後試してみたところ、凄い!!
VIRAL RUMORさんの曲が予め入力されており、飴を舐めながら曲を堪能しましたヨ!
プレゼントも沢山頂いたし、素晴らしいプレイも楽しめたし、メンバーの方とも少しの時間でしたが出来たし最高に一夜でした。
お疲れの中サインまでして頂きメンバーの皆さんに感謝です。この場をお借りして御礼申し上げます。
(Wrote it on 2022.12.24)
熱ゐ / ATSUI 編
cast :
Set List
この日のトリを務めるのは、このイベントの主催でありこのバンドのリーダーでもあるハジメ氏率いるハード・ロック・バンド、熱ゐのステージだ。
1曲目は "此の魂、赫々と" で、静かに歌いだすこの曲だが、1フレーズ終わると同時に激しいリズムへと変貌し、
まさに赫々と華々しく紡ぎあげていくメロディアスな歌メロが印象的なナンバーだ!
ここで聴けるベース・ラインも決して派手なフレーズではないのだが曲を印象付けるに十分なメロディとベースラインを弾いていてセンスを感じる。
コーラス・ワークも見事で一層の魅力を高めている要因だと感じた。
2曲目は、ヘヴィ・ボトムなナンバーである "痛民"。
序盤の曲を通して言えることだが、ヘヴィなサウンドに分かりやすいメロディを乗せてくるのが、このバンドの特徴であり魅力的価値を高めいるのは間違いのない事だろう!
そして、ヴォーカルが変わりドラムのSusumu氏が務めることになるナンバーを披露。
明るめのポップ・テイストを盛り込んだナンバーだ。
続いて4曲目の "うた" ではバラード・ナンバーを披露。
しっとりと優しく歌い上げて、趣の異なる一面をも見せてくれるナンバーだ。
またここでヴォーカルが変わりもう一人のフライングVを操るギタリストTakashi氏が務める。
なんでもハジメ氏曰く、「ROCKのビートルズを目指す!」との事でバンド内でヴォーカルを曲によって歌い分けているのこのバンドのスタイルも見ていて楽しいと思う。
観ている側からすると、「次はどんな世界観をこのバンドが(このヴォーカルで)創りだすんだろう?」
という興味を持つ事に繋がっているように思うのだ。
さて、そのTakashi氏がヴォーカルを務めるナンバーの "乱臣賊子【らんしんぞくし】" だが、ベースのKazma氏が弾き始めたフレーズにバンドサウンドが重なってきて始めるヘヴィな縦ノリのナンバー。
かなりのハイトーンを駆使したナンバーを見事に歌い上げていたのが印象的だった。
Takashi氏のプレイを観て感じたのだがもしかしてザック・ワイルド信奉者かな。
見事なギター・プレイもキラリと光るものがあった!
さて、最後にヴォーカルはハジメ氏に戻りハードなナンバー "存在の無いの" で締めくくりだった。
曲も良いし、もっと幅の広いROCKを繰り広げてくれそうな予感のするポテンシャルの高いバンドなので、来年にはニュー・アルバムを期待して待っておくとしよう!
(Wrote it on 2022.12.24)