HELHEIM Vol.1
ライヴ・レポ ~ ~
【フライヤー画像入力欄】日時:2023年5月14日(日)
会場:@倉敷RED BOX
【HELHEIM Vol.1】のライヴ・レポです!
当日は5時間ほどに及ぶ長丁場のライヴだったが、終わってみればあっという間の素敵な時間が過ぎていた。
当サイトに掲載させて頂きながらも、なかなかライヴへと参戦出来ずにいたバンド様も観る事が出来たし、
なにより各バンドそれぞれに個性と熱い想いを抱きながら演奏する姿と、
コロナが落ち着いてきて、以前同様の久しぶりに声が出せるライヴを観る事が出来るオーディエンスと、
それを迎えるRED BOXのスタッフ様のお蔭で素晴らしいライヴを体験出来たことが非常に嬉しかった。
上記でも触れたように、以前だと普通だと思っていた声出しが禁止され、
3年以上の月日が流れたことで、この状況はとても価値ある歴史を刻む一歩になったんではなかろうか。
この企画立案である当事者の"懺鉄"様、"REDBOX"様には感謝しかない。
以下にお届けするレポは、参戦した管理人である私が当日感じたことをメモなりに起こしていたものを振り返りながら書いてみたのだが、 いかんせん語彙が少ない故どこまで当日の凄さと感動をお伝えできるのか不安であるが振り返ってみたいと思う。
※ライヴレポは出演順に記載させて頂いており、各ライヴ・フォトはクリックして頂くと別ページにて拡大画像が表示されます。
また、コチラに掲載のライヴ・フォトは、各アーティスト様から提供をして頂きました。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
(Wrote it on 2023.05.25)
HELHEIM Vol.1 "懺鉄" 編
cast :
- 斬首獣滅:ManaBlizard
- 毒蟲火炎:NaruMiekka
- 断裂凍獄:MaSabbat
~Set List~
- Explosion and Blizzard
- Ride Black Thunder
- Immortality
- Burn in Flames
- Night Assassin
当日のトップバッターを務めるのは今企画の主催者側でもある"懺鉄"。
高速リフと重厚なるベースラインと、鬼気迫るデスヴォイス、スピードのあるリズムと高速なフィルを多用した楽曲。
3人編成ブラック・メタル・バンドという立ち位置であるが、とても3人で奏でているとは感じられない程の音圧で会場中を惹きこんでいたのが印象的であった。
高速で強力なサウンドの中にうねるベースラインと、高速リフとが織りなすスラッシーでダークな独自の世界観を創り上げていた。
HELHEIM Vol.1 "天燐(静岡)" 編
cast :
- Vo: YOSSY / ヨッシー
- G: 梛歌慈 / ナカジ
- G: 心 / ココロ
- B: 樹 / タツキ
- Ds: 鉄兵 / テッペイ
~Set List~
- 心炎
- コトノハ
- 真実
- 双流炎舞
- 陽炎
2番目に登場するは、ARESZと共に広島・松山・倉敷と3か所を回るツアーの最終日に出演をされたメロディック・パワー・メタル・バンド”天燐”(てんりん)。
1曲目からYOSSY氏のハイトーンのシャウトと煽りでヴォルテージを一気に引き上げてくれたのが印象的。
相当な場数を踏んでいるであろうことはバンドが創り出すサウンドとステージングを観た瞬間に分かる。
メロディの上にハードなサウンドが乗っかってくる、うまく言葉に表現できないのがもどかしいのだが…。
曲中に出てくるギター・ソロも要所要所でツイン・ギターを活かしたメロディの構築で聴かせ、
鉄壁なリズムセクションが支えるバンドサウンドすべてが高次元で融合しているなと感じたステージであった。
メロディックなサウンドがバンドの要となっており、このスタイルで奏でられる楽曲は
終始ゴキゲンなナンバーで占められており僅か30分というステージはあっという間であったと感じた。
機会があればまた絶対にライヴへ行きたい!
と思った素晴らしいバンドだったことは言うまでもない!!
HELHEIM Vol.1 "ARESZ (東京)" 編
cast :
- Vo: 瑠海狐 / るみこ
- G: 那都己 / なつき
- 6弦B: 翔己 / しょうい
- 4弦B: 雅己 / まさみ
- Ds: 鉄兵(Support)
~Set List~
- (オープニングSE〜爆裂魂〜)
- ぶっち斬り
- 決起臨戦
- 真深心(シン)
- 覚悟ゆえ誓う
- 我武者羅全開!
そして"天燐"と同じく当日関東からツアー最終日に岡山登場のアレスのステージへと。
当日は母の日であった事から、Voの瑠海狐嬢は自ら”METAL界のBig Mother”と呼び、
圧倒的な存在感と説得力、そして皆を惹きこむ話術にM.C.でVo瑠海狐は一気に客席を和ませ、
且つ惹きこむことに成功!
いや、勿論音楽的にも力強さのあるヴォーカルスタイルでバンド・サウンドの要を担っている事に直ぐに気付くであろう。
そして注目すべきは、”他に類をみない楽器編成”であろうか。
6弦ベースと4弦ベースが織りなす独特の世界観である。
ひとりがリズムを刻み、一人がメロディラインを追いながら、重厚感のあるサウンドを醸し出す要となっている!
そして2本のベースに負けないくらいに存在感を出しているのが、
ギターの心地よいドライヴサウンドが絡みつき一層の重量感のあるバンドサウンドを創り上げている!
Tr.4のイントロが始まると、瑠海狐嬢のメッセージで、
「生きてるだけで有難いことだと思う。
悲しいことも、辛いことも、腹立つことも、
あーやったら良かったと後悔することも死ぬほどいっぱいあるよ!
でも、その想いを抱えて覚悟を決めて貫こうや!!」
"覚悟ゆえ誓う" へと流れ込むところは鳥肌を感じるほど感動した!!!
そして、ラストへの"我武者羅全開!"へとそのままの感動を引き継いでエンディングへと、
良い意味で完璧に計算されたステージングでオーディエンスを魅了しまくったんではなかろうか!!
楽しいMCに聴く者に勇気を与えてくれるメッセージ性の強い楽曲群は、
近年稀にみる珍しい存在故印象的であったし、とにかく凄くカッコ良いバンドだ!
出会えてよかった、素晴らしい空間と時間をありがとうと言いたい!
次回倉敷には今年の11月12日(Sun)に決定しているようでこれはもう行くしかないなと(^^♪
次も圧倒的な歌唱と演奏とMCに期待(^_-)-☆
今からが楽しみだ!
HELHEIM Vol.1 "越後のちりめん問屋" 編
出演1週間程前にB、Voのケガにより急遽代役を立てての出演となったということらしいが、
なになに土台となるバンドサウンドは流石にしっかりとしているのと、
M.S.G.、Night Ranger、IRON MAIDENなど往年の(80's)名曲を演奏してくれた事がめちゃくちゃハマった!
例えば〇〇バンドのコピバンです。っていうのも好きだけど、
こういう往年の(80's)名曲群を選りすぐって演奏してくれるバンドさんも貴重ですよ!
こちらとしても、何百回と聴いてきた楽曲を聴ける・観れる訳だから素直に楽しめるんですよね(^^♪
HELHEIM Vol.1 " 斑-madara-(高松)" 編
cast :
- Vo,G: kimi
- G,Cho: Mar Leftfield
- B,Cho: たいぽん
- Ds: BUCHIxxx
~Set List~
- イントロダクション
- Keep your head up
- 断ち切れ
- Crusher
- Rise up
- 走れ!
香川を拠点に活動する爆走HARD DRIVE ROCK BAND。
まず目を惹いたのが、ドラムセット。
キャノンタム2発にフロアタム、スネア、バスドラというセッティング。
キャノンタムは赤ベースに黒のストライプというカラーを纏い、そこへ絡みつくベースとギター、ヴォーカルが織りなすハードなドライヴサウンドが特徴的であった。
小気味よく刻まれるレフティギタリストのMar Leftfield氏が奏でるバッキングギターに、
絡みつきグルーヴィーなリズムセクションのイケメンベーシストたいぽん氏と、
先にも触れたキャノンタムを駆使するドラマーBUCHIxxx氏、
力強いヴォーカルスタイルが印象的なkimi嬢の4人が織りなすサウンドは、どれもオリジナリティ溢れるHARD DRIVE ROCKだった!
HELHEIM Vol.1 " High Wire(広島)" 編
cast :
- G: TAKEHIKO KURODA
- Vo: HIKARI SHIRAYAMA
- B: koh-z UEMOTO
- Ds: Yusuke(Support)
~Set List~
- Opening S.E.
- Live Fight Die
- Break The Wall
- Fight For Your Rights
- Ready To Go
- Never Surrender
さて、広島からの使者であるHigh Wireは、女性ヴォーカル擁する、オリジナル・ハード・ロック・バンド。
何度かHigh Wireのライヴは体験した事があるのだが、KURODA氏が今回使用したギターはブラック・ボディのGibson Les Paul Customをチョイス。
実は初かもしれない。氏のイメージはギブソン・フライングVというイメージでミドルレンジを巧く使ったサウンドで奏でているというイメージであったが、
今回はGibson Les Paul Customが生む極太サウンドと、ソロでのフロントピックアップから奏でられるあまーいサウンドとが絶妙なるサウンドを創り出し、従来とは違う一面を観せて聴かせてくれた。
そして、6弦ベースを自在に操り時にはメロディを弾き、時にはアグレッシヴに果敢に攻めるフレーズを創り出す。
koh-z UEMOTO氏のベースはいつ観ても、そのフィンガリングの美しさと滑らかさに惹き込まれていく。
今回サポートとして参加のYusuke氏もさすがのドラミングを披露していた。
ツインペダルを駆使してのパワーと、小気味良いフィルを組立てたドラミングは圧巻!
そしてHIKARI嬢のヴォーカルは以前にも増してスタイルが確立されてきている!
以前はミドルレンジを巧く使うヴォーカルスタイルであった印象であったが、今回のライヴを観てハイトーンを織り交ぜながら、
ミドルレンジを魅力的に惹き出してきているスタイルへと変貌を遂げていた。
終盤で聴かせてくれた"Ready To Go"。
軽快な歌メロとヘヴィなサウンドが絶妙なバランスで成り立つこの曲は管理人お気に入りのナンバーである!!
HELHEIM Vol.1 " NERVOUS" 編
cast :
- Vo: Kenichi Shimoda
- G: Masahiko Kato
- G: Junya Yamamoto
- B: Kouichi Shimada
- Ds: Akira Katayama
~Set List~
- Opening SE
- Black Hole
- Nightmare
- Last Soldiers
- Checkmate
- Jail Breaker == Encore ==
- Strange Shadow
さぁ、今イベントでトリを務めるのは地元岡山、倉敷を中心に活動するNERVOUS。
前回観たライヴは1年半前の4人態勢でのNERVOUSで、そのサウンドにすっかり虜になってしまい、
自分の中でもテンションが上がっていったのだ。
そして今回はイケメン新ギタリストJunya氏が加入して初の観戦となる。
いったいどのようなサウンドを聴かせてくれるのかなど幕が開くのを今か今かと待っていた。
会場に鳴り響くバックミュージックが一段と大きくなり、会場のライトが暗転するとオープニングS.E.が流れてきた。
会場中が一気にハイテンションになっていくのを肌で感じる。
1曲目の"Black Hole"のイントロが始まるとヴォルテージマックス状態へ、
サビの "I Don't Know" では会場中が一緒に歌い一体感を高めていく。
ソロではツインギターになった事で主要なメロディ部を
Kato氏とJunya氏でハモるなど音の広がり感が出てきて重厚感も出てきた。
M.C.でShimoda氏が
「俺たちのバンドっていうのは、みんなが参加してくれないと成り立たない」
というようなこと話していた。
それもあって呼応するようにオーディエンスは次の曲以降も果敢にサビなどでは一緒にバンドと歌ったりしていた。
こういう一体感って良いよね!
バンド側から言われると参加しやすい。
さて、バンドサウンドの方へ目を向けるとShimada氏の重厚なるサウンド、フレーズ、ステージアクションで
グイグイと惹きこまれていき、Katayama氏のグルーヴィー且つヘヴィなドラミングとリズムでバンドの屋台骨を創り出している。
NERVOUSの魅力は単にヘヴィなだけではない。サビで耳を惹く分かりやすく上記でも触れたが参加できる歌いやすいメロディに
あるのではなかろうかと管理人は強く感じる。
それはとても大切なことで聴く側も一体感を伴うライヴ程楽しいことはないはずだ!
それを実践しているバンドこそがNERVOUSなのだ!!
"Nightmare"、"Last Soldiers"の演奏が終わりステージ後半へと入り演奏したのが、
バンドを代表する楽曲といっても過言ではない "Checkmate"。
M.V.も好評で、イントロのリフでもハモリを入れ、カッコよくなっている。
そしてここでも会場中のあちこちからサビでのコーラスワークに参加する "Checkmate" という声が聞こえてきた。
勿論管理人も参戦(^^♪
"Checkmate"が終わりラストナンバーの "Jail Breaker" のイントロへとなだれ込み、
NERVOUSの中でもかなりファストなナンバーであり、熱さと勢いを切らすことなく
畳み掛けるようにヘヴィサンドのシャワーを浴びる心地良さに酔いしれるようだ!
鳴りやまぬアンコールの掛け声に応えるように一旦退出したメンバーが再びステージ上に出てくると、
客席からは大きな拍手が沸き起こり、アンコールナンバーである "Strange Shadow" が始まる。
先程"Jail Breaker" もファストナンバーといったが、この曲もファスト&ヘヴィなナンバーで、
曲中のベース・ソロからギター・ソロへと入る箇所は鳥肌モノのカッコよさがある!!
そして、この曲にもオーディエンスを参加させるコール・アンド・レスポンスを取り入れて、
観せる・聴かせる・参加するというライヴパフォーマンスを繰り広げ熱いステージが幕を閉じた。
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