Japan Metal Indies

Hiroya Fukuda 2019 Tour "Live or Die"

ライヴ・レポ


Hiroya Fukuda 2019 Tour "Live or Die"
日時:2019.07.21(Sun.)
会場:@福山MUSIC FACTORY

アンセムのギタリストとして活躍され、その後もバンド、ソロとしての活動範囲を広げ、今回はアコースティック・ギターとパーカッション、ベースのトリオでのライヴ・ツアーとして福山へ来られたので その時の模様を振り返ってみたいと思います。


※セトリの不明な曲名に関しては分かり次第更新させて頂きます。
すべての画像は、クリックして頂くと別ページにて拡大画像でご覧いただけます。写真はすべて許可を得て掲載させて頂いております。

First Stage;Acoustic Unit 編


当日のチケット


優しくも力強いアコギサウンドが広がる



パーカッション、ベースが加わり迫力のある、アンプラグド・ワールドが繰り広げられた





氏の指先から紡ぎだされる異国情緒溢れるメロディ!




First Stage;Acoustic Unit Set List...

  1. ?
  2. Eclipse
  3. Moon Phase
  4. Wind
  5. ?
  6. parallel

The Thunder are...

  • G: 福田 洋也 / Hiroya Fukuda
  • Perc.: 山田 明博
  • B: 前田

 S.E.が流れ登壇され、アコギの柔らかな音色で始まったライヴ。


福田洋也氏のアコギ・サウンドは異国情緒溢れるメロディ展開を軸とし、そこに絡みつくパワフルな山田 明博氏のカホン(箱型の打楽器)、エンディングなどで雰囲気を盛り上げるウィンドチャイム、
そして、ウネるベースラインとトリオとしての醍醐味を存分に活かした展開をみせてくれる。
どこか南国へと誘うようなどこか妖しくもあるメロディが秀逸だ!


First Stage;Acoustic Unit も中盤を迎えた頃福田氏の自宅付近で録音されたという小鳥のさえずりと小川の流れる音をバックに奏でられたのが "Wind"。
現在、氏は山梨・富士河口湖町に住まれているとのことで、そういった環境に身を置いた上での創作活動で得たものを非常に多いようだ。
この曲で強く感じたのは、自然の持つ力強さとそこに同居する優しさ。
そこがこの曲の中に投影されて、聴いている側にダイレクトにそういった氏の想いが伝わるテクニックが凄いと思った。

Second Stage;Electric Unit "The Thunder" 編


エレキに持ち替えて往年の名曲群が蘇る!





ベースのkoh-z氏の縦横無尽に動くフィンガリングと、TSUTOMU TAKATSUKA氏の叩きだすビートは屋台骨を支えるというだけでなく、見事なコンビネーションとグルーヴ感を生んでいる!



グルーヴ感満載のベース&ドラム


終始テクニカルなドラミングで曲を盛り上げていた!



Set List...

  1. 哀しみの恋人達 (Electric Solo)【Original;Jeff Beck】
  2. ? (Electric Solo)
  3. ? (Electric Unit "The Thunder")
  4. Blue Wind (Electric Unit "The Thunder")【Original;Jeff Beck】
  5. Stratus (Electric Unit "The Thunder")【Original;Jeff Beck】
  6. 無題 (Instrumental)【Original;FINGER】
  7. ?

The Thunde are...

  • G: 福田 洋也 / Hiroya Fukuda
  • Perc.: 山田 明博
  • B: 前田

 "The Thunder" というユニット名らしい。
セカンドステージは、エレキに持ち替えての氏のハードな演奏が聴けた。
2曲目迄はオケをバックにプレイ。最初は "哀しみの恋人達" 。
3曲目からはファーストステージでパーカッション担当の山田氏はドラムへ!
4曲目でプレイされたのがジェフ・ベックの" Blue wind & Stratus"だが、このドラムがまた凄まじかった! 巧い!
スネアやタム類のヒット・ポイントというのか詳しくドラムの事は知らないが、とにかく凄く良い音が出ていたのが印象的だった!


この熱い演奏の様子は福田氏のTwitterオフィシャルアカウントで動画をアップされているのでリンクを張っておきます。
是非ともご覧いただきたいと思います!!


"Blue wind & Stratus"


極めつけは福田氏が以前されていたバンド、FINGER時代のインスト・ナンバーをプレイされたことだった。
ここで聴けるとは思わなかったので貴重だし嬉しかったですね(^_-)-☆

Session #1;with LUNA ESSENCE 編


Rei嬢のヴォーカルが入り華やかさが増したステージ!


地元メタルバンド、"S.S.S." のメンバーとの夢コラボ!









熱きギター・バトルを展開!






自身のバンド、"S.S.S." ではギターでメロディアス且つハードなプレイでオーディエンスを楽しませてくれているのだが、この日のセッション後半ではマイクに持ち替えての大熱唱で大いに盛り上げていたのが印象的!



Session #1;with LUNA ESSENCE Set List...

  1. TOKIO MAKIN' LOVE【Original;浜田 麻里】
  2. 限界LOVERS【Original;SHOW-YA】
  3. Radio Magic【Original;EARTHSHAKER】
  4. You Really Got Me【Original;Van Halen】

LUNA ESSENCE are...

  • Vo: Rey
  • G,Vo: Kazuo Tanaka
  • B: Takayuki Nakashige
  • Ds: Susumu Takahashi

そして、後半はセッションタイム。
まず最初に登場は、ライヴハウスオーナーのRei嬢&地元メタルバンド "SIX STRING SCREAMIN'"のコラボに福田氏が加わった 夢コラボが実現!
LUNA ESSENCEなるバンド名で登場!


演奏曲目は "Session #1" を参照されたし!
「和製エドワード・ヴァン・ヘイレン」と呼ばれた氏のタッピングなどトリッキーな奏法を繰り出しロック魂炸裂のプレイを満喫できた!
テクニカルでいてハードなサウンドは流石というほかない!


Session #2;with S・Z・M 編

Set List...

  1. Detroit Rock City【Original;KISS】
  2. Highway Star【Original;Deep Purple】
  3. Smoke On The Water【Original;Deep Purple】

S・Z・M are...

  • Vo:
  • G:
  • G:
  • B:e
  • Ds:

S・Z・M

"Session #2" では、これまたテクニカルなハード・ロック・バンドが登場!
速弾きを主体にしたテクニカルなプレイと、オーソドックスなスタイルながら聴かせるスタイルという二人の個性の上手く活かしたプレイ、6弦ベースを自在に操り重厚感あるプレイのベースなど注目のバンド。
このバンドさんにもステージ後半に福田氏が加わりセッション(Session #2)を展開。


セッションというのは見ごたえがある。というのも、今まで何度も聞いた曲でさえ新たなアプローチによりその人の個性というものが押し出されるからだ。


このSession #2でプレイされたのは、'70年代を代表する往年の名曲をプレイ。
"Highway Star"、"Smoke On The Water"、そしてKISSの "DETROIT ROCK CITY" だが、いずれもダイナミックにして繊細なプレイで、現代的なアプローチも加味されたハードなプレイが展開された!


こうして幕を閉じたのだが、ステージ途中で福田氏が話されていた「還暦の時にはぜひ福山で!」の言葉を信じ、また、来られた時には是非ともライヴを観てみたいと思った!


ちなみに、ライヴ終了後アコースティックアルバムを購入して、サインをいただきました(^^♪

                                                        (Wrote it on 2019.07.28)

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