Japan Metal Indies

ロック・ジャム・ナイト・ビースト 2015 ライヴ・レポ


LOUDNESS の「二井原実(Vocals)」と「山下昌良(Bass)」に、“ジェットフィンガー”「横関敦(Guitar)」と「加藤剛志(Drums):樋口宗孝一番弟子」の4人によるロック夢の競演!!

岡山 CRAZYMAMA KINGDOM 2015.05.08.(Fri.) 編

cast :

  • Vo:二井原 実
  • B:山下 昌良
  • G:横関 敦
  • Ds:加藤 剛志
~(o.a.)~

NSG
Super Multies


Set List...

  1. Neon Knights (BLACK SABBATH)
  2. WE ROCK (DIO)
  3. Resucue Me (Y&T)
  4. Heaven And Hell (Black Sabbath)
  5. 2.1.1.2. (RUSH)
  6. Stand Up And Shout (DIO)
  7. ? (?)
  8. Dazed And Confused / 幻惑されて (Led Zeppelin)
  9. 愛と夢だけを (LOUDNESS)
  10. IN THE MIRROR (LOUDNESS)
  11. AFRICA (THE BRONX)
  12. HUNGRY HUNTER (LOUDNESS)
  13. TAKE ME HOME (LOUDNESS)
  14. THE NIGHT BEAST (LOUDNESS)
  15. ~ENCORE 1~
  16. DREAM FANTASY (LOUDNESS)
  17. CRAZY NIGHTS (LOUDNESS)
  18. ~ENCORE 2:JAM SESSION~
  19. Black Out (SCORPIONS) Guitar Takahashi [NSG]
  20. FOREVER (Y&T)

オープニング・アクトを務めた2バンドの演奏が終わり、司会者による紹介と嬉しいお知らせが。
なんと会場内はスマホによる写真撮影はOK!との事で、さて、いよいよ本番。


 いやが上でも盛り上がる。なんせLOUDNESSの二井原 実氏と山下 昌良氏をこんな真近で観れる機会なんてそうそうあるもんじゃない!
ワールドワイドに活躍している方をわずか3メートル程しか離れていない所で観れる事と、演奏に生で触れることができる最高に幸せなで大感謝である。


 さて、1曲目に演奏されたのはロニー・ジェイムス・ディオ氏がブラック・サバスに加入して初のアルバム『Heaven and Hell / ヘヴン&ヘル(1980年)』の冒頭に収録された名曲、”Neon Knights / ネオンの騎士”で幕を開ける。
二井原氏の太く力強いヴォーカルと、山下氏のボトムを支えるこれまたぶっといサウンド、流麗なソロ・ワークでオーディエンスの視線を釘づけにしてしまう魔力のジェット・フィンガー横関氏、屋台骨を支えるでかいサウンドの加藤氏のドラムス・ワークにのっけから引き込まれてしまった。

すぐに、DIO時代のこれまた名曲である”WE ROCK”の小気味良いギターのリフが奏でられると会場はすでに最高のヴォルテージへと突入した。ここでも横関氏の最高に素晴らしいソロを披露するが(当然なんですが)、その音はかなり歪んでいるにも拘らず他に埋もれずはっきりと聴こえる。あんなに素晴らしい音でソロを聴かせる人も凄い!
セトリも見てもらうとわかるが'70年代以降のHRに焦点を当てた選曲で、二井原氏自身がM.Cで言われていたが、高校生時代にコピーしたものなども取り上げているようだ。


3曲目以降もY&T、サバス、ディオ、ツェッペリンなど往年のHRバンドの名曲を数々演奏している。 中でもラッシュの先進的なロック・オペラ ”2.1.1.2.”の冒頭部分(といっても10分程ある)を演奏し、幅の広さとテクニカルな部分をまざまざと魅せつけてくれた!

中盤以降はラウドネスの楽曲でもあまり演奏した事が無いという”HUNGRY HUNTER”、”TAKE ME HOME”マニアックな選曲あり、横関氏が率いてメジャー・デビューしたバンド、ザ・ブロンクスの3rdアルバム『EASTER / イースター 魔帝聖還』より、 ”AFRICA”を演奏。二井原氏が歌うことで何か違う楽曲の様でもあり新たな命を吹き込まれた感がした!
ラストにこの4人によるプロジェクト名にもなったラウドネスの”THE NIGHT BEAST”が演奏されて、4人がバックステージへと下がった。


 そしてアンコール。
二井原氏のM.C.により曲名”DREAM FANTASY”がコールされると、ショーはすでに後半だがパワーがみなぎるステージングと、オーディエンスの熱い声援で場内の熱気は最高潮に達していた。
続く”CRAZY NIGHTS”へとなだれ込んだあたりでは会場は興奮のるつぼと化していた。


そして2回目のアンコール。メンバーは早々に現れ、オープニング・アクトを務めた「NSG」のギタリスト高橋氏を招きいれ、スコーピオンズの”ブラック・アウト”を演奏した。
同じくオープニング・アクトを務めた「Super Multies」のヴォーカリストも加わり、Y&Tの名曲”フォーエヴァー”の演奏で全ての幕を閉じた。圧巻の2時間ライヴ!!!こんなにまで凄まじいライヴはほんとに久しぶりだし、とても有意義な1日を過ごす事ができた。素敵な音楽と時間を皆で共有する喜びに満ち溢れていた。


 それからこのライヴが終わっての何と言っても驚きであり、嬉しかったのが物販を購入した人全員にサイン会とメンバー全員との写真撮影会が催されたことである。勿論管理人もツアーTシャツを購入してサイン会・写真撮影会に臨んだのである。
が、しかしその前にもっとサプライズがあった!!
管理人の地元で活躍する夫婦(めおと)メタル・バンド、AXXELATIONのSEIJUN氏とHIROMIちゃんは以前大阪で横関氏も出演されたライヴで知り合いになったそうで、粋な計らいで横関氏が楽屋から出てきてくださり、紹介までしてくれたのだった!!
 横関氏から『生JETは初!?どうだった?』みたいの事を聞かれ、管理人は『はい、生は初めてです。ぶっ飛びました!!』と、かなり緊張気味に、率直に答えれるのみだった(^_^;)


 ま、とにかく2時間という長丁場のライヴであったにも拘らず、一切疲れという感覚など全くなく、いやまだもっと観たかったという何とも贅沢で我儘な考えに至るのだった・・・。またこの「ROCK JAM NIGHT BEAST」という4人のロック・ビーストに逢える機会があるならば必ず足を運ぶことになるだろう!
まだ、このビーストに触れていない方がいらっしゃれば、絶対にご参加されることを強く強くお勧めします!!

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