Japan Metal Indies

ライヴ・レポ ~山水館 〜 Return of the Legend ~


👇は今回のライヴ・フライヤーです!


日時:2019.11.3(Sun.)
会場:@KOBE VARIT.

KOBE VARIT.で2019年11月3日に行われた「★ 山水館 ★ 〜 Return of the Legend 〜」での山水館のライヴ・レポです!

★ 山水館 ★ 〜 Return of the Legend 〜 @KOBE VARIT. November 3rd, 2019 編

cast :

  • Ba&Vo: 高橋 ヨシロウ
  • Kb&Vo: 渡辺 邦孝
  • G&Cho: 原田 喧太
  • Ds&Cho: 秋田 鋭次郎

= Set List =

    Opening S.E.
  1. ◦SHOWER TIME
  2. ◦BACK STAGE QUEEN
  3.   M.C. #1
  4. ◦ビロードのマリア
      Keyboard Solo
  5. ◦電気の騎士
      SE~Keyboard Solo~
  6. ◦ヒドラ伯爵の館 LONG ver.
      Keyboard Solo~Drum Solo
  7. ◦ウルトラエクスタシー
      S.E.~
  8. ◦悲劇へのプロローグ THIS IS JUST PROLOGUE
  9. ◦夢みる頃すぎて
      Kenta Harada Guitar Solo
  10. ◦女息-MEIKI-
  11. ◦GLASS HEART
  12. ◦INTRODUCTION
  13. ◦HONEY DRIPPER~THE PARTY
  14.  ~Encore 1~
  15. ◦Baby!
  16.  ~Yoshirow / ◦星に願いを~
  17.  ~Encore 2~
  18. ◦微睡みの果て…
  19.  ~Encore 3~
  20. ◦ACTION! 100000VOLT

 神戸VARIT.で行われた山水館の「★ 山 水 館 ★〜 Return of the Legend 〜」レポをお送りします。
以前2009年大阪での "VV ROCK SHOW vol.2" 出演時【EROS ☚リンク】のライヴを観て以来、ちょうど10年振りのヨシロウさんのライヴ観戦!


 神戸に着いたのが16時過ぎ。急いで初の神戸VARIT.へと向かうと、
ジャパメタブームの頃メタルキッズだった事は間違いないなという方々が早めに到着されていた。
ものの何分かもするとその数はどんどんと膨れ上がり、会場となる神戸VARIT.前はまさに人だかり!
ちょうどこの日は高橋ヨシロウ氏の誕生日(奇跡の63歳)という日でもあり、プレゼントを携えたファンの方々も散見された。
音楽の持つ凄さというものは、力や元気を貰ったり若い頃に聴いていたまさにあの当時へと想いがワープして、
懐かしんだりする事が出来るという事。
自分としても学生時代へとタイムスリップさせてくれ、あの時はこうだったなとか、
いろんな思い出が蘇ってきてはまた次にシーンが頭の中を駆け巡っていく。 心地良ささえ感じるものだ。
 さて、そんな風に思いを馳せながら過ごしていると開場時間となり、
若干遅れての入場と相成ったのだが管理人は順番が真ん中あたりだったので、受付を済ませて中に入る。
入口のフロアは会場の2階席となっており、ドリンクコーナーも併設されているライヴハウスだ。
まずは、ドリンク交換をして、ドリンクコーナーのある2階席から階段を降りると、
ステージ前フロアとなっており、そこには既にたくさんの人・人・人!
そんなオーディエンスから個々に発散される熱気は、思いと共に熱い塊となり、
今にも弾けださんばかりのエナジーへと姿を変えているようにさえ思えた。


 そして、ステージ幕が開きメンバーがステージへと現れるごとに拍手で迎えられ、ドラムの秋田鋭次郎氏のカウントにより、
まずはご挨拶代わりのポップ・テイストを感じられる"SHOWER TIME" の演奏が始まる!!
まず、ステージでは、Ba.&Vo.の高橋ヨシロウ氏、上手(かみて)にKey.&Vo.渡辺邦孝氏、下手(しもて)にG&Cho.原田喧太氏、
中央奥にDs&Cho.秋田鋭次郎氏という構成!


渡辺邦孝氏によるキーボードで、重厚感とさまざまな音色を駆使・威風堂々としたサウンドへとバンド・サウンドを格式高い次元へと昇華させている。


 間髪入れずに、ヘヴィーなチューンの "BACK STAGE QUEEN" へと流れる。
ヨシロウ氏の歌いながらのリズムは、秋田鋭次郎氏のドラムとさすがに息の長いコンビネーションでワイルドなサウンドと強力なグルーヴを叩き出している。


"電気の騎士" イントロでは、短めのキーボード・ソロをフィーチャー、曲間では見事なテクニックでオーディエンスを魅了していた。


"Keyboard Solo ~ ヒドラ伯爵の館" への流れは荘厳なキーボードの調べのあとに、秋田氏のカウント共にギターのヘヴィサウンドとベースのヨシロウ氏の重いグルーヴとが重なり始まった瞬間はまさに鳥肌モノの感動とカッコ良さがあった!


またここで披露された原田喧太氏のギター・ソロは美しいメロディと激しくロックしているメロディとを織り交ぜた展開で、
まさに神懸り的ともいえる素晴らしいものであった!


その後に展開された "Keyboard Solo~Drum Solo" での秋田鋭次郎氏のソロ・ワークでは、
素手で展開されるソロ・ワークにLed Zeppelinのドラマー、ジョン・ボーナム氏を彷彿とさせるものや、
さすがにベテラン・テクニカルであり見せ場が多くあり感動したものだ。


ステージも中盤に差し掛かったところで、"悲劇へのプロローグ THIS IS JUST PROLOGUE" のバラードが演奏されたのだが、
こういう奇麗なメロディを書ける凄さもヨシロウ氏の才能の深さを伺い知ることができる。


M.C.を挟んでプレイされたのは、メロディが秀逸な作品であり、私も大好きなナンバーである "夢みる頃すぎて"。
CDで聴くのとはまた一味違った迫力が当然ライヴにはあるのだが、重低音のベースのウネリと歌メロがシンクロし空間の中で炸裂し、
オーディエンスの鼓動とリンクし、体内を縦横無尽に駆け巡るグルーヴを体感した。


 その後、もう一度M.C.を挟んだ後に、原田喧太氏のギター・ソロ・タイムが展開された。
ルーパーを使用したバッキングにノリ、そこだけが異空間の時間が流れているような不思議な感覚と
癒しをも与えるような優しいメロディが紡がれていた。


 そしていよいよステージも後半に差し掛かった時、アン・ルイスさんへの提供楽曲でもあるアップ・テンポなROCKソング"女息-MEIKI-"へと!
上質なポップスにロック・テイストのスパイスを効かせた楽曲だ。


"INTRODUCTION"はACTION!時代とはキーボードが加わっていることもあり趣の異なる出来上がりとなっている。
曲中各メンバーの見せ場がありそこでメンバー紹介があり、会場中がヴォルテージも最高潮に達していた!


"ラスト~!" のヨシロウ氏の掛け声とともに "HONEY DRIPPER~THE PARTY" へと曲は進行していく!!
これもまた先のアン・ルイスさんへの提供楽曲のひとつである "HONEY DRIPPER" だが、
ロック・テイストとポップス・テイストが上手く絡み合った名曲といえるだろう!
これはノレる!!まさに会場中が口ずさんでいたように思う!
こういう覚えやすくて一緒にシンガロング出来る曲ってバンドを代表する楽曲でもあるし、一体感を醸し出すにはもってこいだ!


アンコール #1では、ブルーズ的要素とロックン・ロール調とが絡んだ軽快な楽曲 "Baby!"。
そして、ヨシロウ氏の歌声とベースだけによる "星に願いを" が演奏された。
中3の時聴いたジーン・シモンズ(KISS)のソロ・アルバムで初めて聴いて良い曲だな~と思っていたのだが、
ここで改めて聴いて、曲の素晴らしさとヨシロウ氏の選曲の良さも改めて感じた。
 すーっと、中3の時に戻れた感じがした(^^♪


アンコール #2では、"微睡みの果て…" ミドル・テンポのバラードで少ししんみりと聴き入り、
でも確実にみんなの心を打つ歌声が披露された!


アンコール #3で、登場したメンバーにより、この日誕生日を迎えられたヨシロウ氏へ "Happy Birthday" が演奏され、
会場中での合唱が起こり祝福された!!
しかし、年齢はたぶんxx歳でしょ。 まーったく見えない!!ってか、若い!いや若すぎる!!
しかも、カッチョエエし!! こういう年齢の重ね方って良いなぁ~と思った次第です、ハイ(^_-)-☆


 そしてそして、ヨシロウ氏の「ノリノリのバラードを! 伝家の宝刀!」の掛け声と、
秋田鋭次郎氏のハイハットでのカウントから始まる超名曲ともいえる "ACTION! 100000VOLT"だ


やはりこれを聴かなきゃ終われない!でしょ(^^♪
サビの決めセリフ(!?)ともいえる、左手人差し指を突き出して、左から右へと流すしぐさに加えての「ACTION~!♫」の大合唱!
そうそう、これやっぱりやりたかった~!!会場中がやってた!
当日私は、ステージに向かって右側後方にいて会場中をほぼ見渡せる位置にいたので見渡すと、99%してましたね(^_-)-☆
もちろん私もノリノリでしましたよ~!!気持ちよかった!
会場のみんなと、メンバーの皆さんと一体感を感じる事が出来た!!と思いましたしね!
 この曲でも、ギター・ソロとキーボード・ソロを交互にプレイし、お互いのプレイを高めあっている姿に感動を覚えた!
すべての演奏が終わり、ステージ中央でメンバーが整列し、全15曲2時間超のステージ、演奏し終えたメンバーの姿は凛々しく、
こんなすごいステージを観れたのも感謝だな~と!


 来年機会があれば是非また参加したいと強く思ったし、まだ未体験の方は必ず体験して欲しい「ROCKな一夜」だと断言できる!!


 

最後になりましたが、このライヴ・レポを書くにあたり、写真提供及び掲載を許可くださいました関係者の皆様はじめ、
山水館のメンバーの皆様にこの場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。


注)画像提供について;
  写真提供者のお名前は画像下に "※photo by ~" にて記載させて頂いております。それ以外は、管理人Stoneヤン撮影となります。

                                                                    (Wrote it on 2019.12.21)



KOBE VARIT.入口に設置されてたスケジュール掲示板


KOBE VARIT.入口に設置されてたスケジュール掲示板のアップ!


VARIT.入場後バーカウンター右奥に展示されていた山水館の歴史を物語る品々!ライヴ・フォトやステージ衣装が所狭しと飾られていた! ライヴ開始まで観て堪能しました(^^♪








当時のサウンドが聴こえてきそうなほどの迫力あるフォトだと思いませんか!?




数ある高橋ヨシロウ氏のステージ衣装です!




ちょっと引き気味のフォトで分かりにくいかもしれませんが、
ステージで履かれるロングブーツです!


熱気溢れる会場の雰囲気が伝わるライヴ・フォト!

 

            ※photo by 100000VOLT club



鉄壁のコンビ、高橋 ヨシロウ氏(Ba&Vo)と秋田 鋭次郎氏(Ds&Cho)のツーショット!

 

            ※photo by Masakazu Inatomi


さまざまな音色を駆使したプレイでオーディエンスを魅了した渡辺 邦孝氏(Kb&Vo)。

            ※photo by Masakazu Inatomi


ロック・サウンドの中にもキラリと光るメロデイを織り込んで独自の世界観を持ったプレイが印象的だった原田 喧太氏(G&Cho)。

            ※photo by Masakazu Inatomi


ライヴ終了後のドラム・セットをパチリ!
 このセットから秋田氏のパワフルなドラミングが叩き出されてたんだな~と感慨深く見つめました(^_-)-☆


↑このページのはじめに戻る