ライヴ・レポ ~WILD & BEAST FUN & PALS !!! ~
日時:2018.07.21 (Sat.)
会場:@心斎橋 Bigtwin Diner SHOVEL
心斎橋 Bigtwin Diner SHOVELで2018年7月21日に行われた「WILD & BEAST FUN & PALS !!!」でのティルトのライヴ・レポです!
WILD & BEAST FUN & PALS !!! @心斎橋 Bigtwin Diner SHOVEL July 21th, 2018 編
cast :
- Vo: 榊原 "American.Cherry" 武
- G: 片野 泰樹 / Taiki Katano
- G: 大原 辰之 / Tatsuyuki O'hara
- B: 宮崎 哲朗 / Tetsuro Miyazaki
- Ds: 三井 炳昇 / Akinori Mitsui
Set List
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S.E. (Good Time Boys;Red Hot Chili Peppers)
- Puttin' Dowm The Whisky【from 『TRAVELLIN' BAND』】
- Rock me Baby(3つ数えろ)【from 『THE BELLY OF THE FISH』】
- Gems and Stones(汚れた宝石と輝く石ころ)【from『THE BELLY OF THE FISH』】
- To The End of a Dream【新曲】
- Belly of The Fish(魚の腹の中)【from『THE BELLY OF THE FISH』】
- Turn on Your Radio【from『THE BEAST IN YOUR BED』】
- Cross in Love(人魚)【from『THE BELLY OF THE FISH』】
- I Need a Woman【from『TILT TRICK』】
- Bloody Mary【from『STICK INTO YOURS』】
- Rock You!【from『STICK INTO YOURS』】
- Room Number #609【from『STICK INTO YOURS』】 ~Encore~
- TRAVELLIN' BAND【from『TRAVELLIN' BAND』】
時は7月21日(土)。猛暑が続く日本列島のど真ん中(!?)ジャパメタ発祥の地ともいえる大阪。
そこに名古屋から暑い暑い夏の夜に響き渡った極上のHard Rock'n Rollサウンドが大阪の夜をさらに熱くさせ、素敵な笑顔に変えてしまうティルトのライヴに酔いしれた!!
今回もこの雄叫びを聞かない事には始まらない片野氏による、「Hello, Motherfucker!」と共に、待ちに待ったティルトの演奏が始まる!
まずは、『TRAVELLIN' BAND』収録の "Puttin' Dowm The Whisky" からだ!
ギター2本による!コードとメロディの組み合わせの重厚なアンサンブルが粋だ!
うん、なぜかこの「粋」という言葉がぴったりと嵌ってしまうのだ!!
なかなか言葉に上手く表現できないのだが、この「粋」なスタイルのままライヴ終盤まで貫き通せているティルト・サウンド!
観客もこのステージを待ってましたとばかりに、自由に、ラフにこのスタイルを満喫している。
そうそう、2年前に観たステージでの迫力にさらに磨きがかかっているというか、2017年7月にリリースしたニュー・アルバム『THE BELLY OF THE FISH』での充実感をメンバー全員が感じ取っているからなのだろう! 管理人の私はそう感じたし、そう信じている!
前回以上に音の厚み、グルーヴ感が増していると感じた!
これは、ステージ終了後American.Cherry氏と楽屋でお話しさせて頂く機会を得た時に、今回のライヴを観ての感想を感じたままに話した内容だが、
速弾き、トリッキーなギターのスタイルのバンド、いろいろな音楽性を個々のバンドが奏でているのは、ジャパメタを応援する私としては凄く嬉しい事だ。
が、それとはまた違ったスタイルというのか、息の長いバンドが持つ、そしてそれ以上にメンバー間のコミュニケーションがすごくできているバンドだけが醸し出す独特のグルーヴ感に浸ったのだ。
聴いて・観て・感じて気持ち良くなる音楽、それがティルトの持つ凄味の一つだと言える!断言できる!!
そして、間髪入れず2曲目には、そのニュー・アルバムである『THE BELLY OF THE FISH』から "Rock me Baby(3つ数えろ)" だ。
ソロパートでは、2本のギターによるハモリも取り入れられて、キメのメロディが一層際立つ箇所が印象に残った。
M.C.を挟み、続いてもニュー・アルバムから "汚れた宝石と輝く石ころ" 。
タイトルがカッコイイじゃない! ”目的と輝きを失った宝石”より、”ちっぽけであってもたった世界に一つしかない輝きを放つ石ころ”の方が綺麗じゃないかと! その石ころが放つ輝きは、石ころ自体が目的をしっかりと持っているから!!
人間も同じ。その人が目的意識を持ち続けることにより、永遠に輝く輝きとオーラを持っているからでしょ!
う~ん、深いティルト(^.^)
今回は新曲 "To The End of a Dream" を携えてのライヴだった。いち早くこの新曲に触れた事は嬉しい! 曲はと言えば、ワウを多用したリフとバッキングが印象的な曲。
ノレる曲ですね! ライヴの定番曲となりそうな勢いとノリを重視したソング・ライティングに脱帽!
ライヴ中盤となり『THE BEAST IN YOUR BED』からの "Turn on Your Radio" で勢いをつけ、アルバム『THE BELLY OF THE FISH』のしっとりと聴かせるバラード・ナンバー "人魚" 。
メリハリのあるステージングも見もの聞き物だ。
いよいよ後半へと突入する段階で、"I Need a Woman" 。
ミドル・テンポからの、次曲は名曲 "Bloody Mary"で、客席の盛り上がりも最高潮へと突入。
なんせこの曲中盤では、客席の何人かの男性でギター・ケースを下で支えその上に、その上にですよ、大原氏が乗っかって演奏するんですよ!カッコ良かったな~(^.^)
ちなみに私も支えましたがね。 だからその時の写真はないんですよ残念ながら(^_^;)
そのままノリノリのナンバー "Rock You!" へと突入! この曲しなきゃ「お客さん帰りまへんで!」ってな感じです(*^_^*)
American.Cherry氏の煽りと共に客席も一緒に「Rock You」の大合唱!!!
いやぁ~やっぱりこのノリですよライヴってのは!! 演者と客席が一体となった瞬間がまさにトリハダもんなんですよ!
"Room Number #609" ライヴの定番曲であり、これまたノリの良いアメリカン・ハード・ロックン・ロール・ナンバー。
アンコールがかかり、一緒に歌えるナンバー "TRAVELLIN' BAND"!
心地良い歪み具合のギター・サウンドに乗っかるポップ・テイスト溢れる歌メロということもあり、凄くとっつき易いゴキゲンなナンバーだと思う!
最後の最後までティルト節炸裂のライヴを堪能した素晴らしい夜だったことは間違いない!!
最後にM.C.でもAmerican.Cherry氏が話されていたが、来年大阪に戻ってくる!の言葉で早くも大阪のファンは待ち遠しく思っている事だろう!とかいう私もその一人だが!
もしこのレポを読まれている方で、ティルトのライヴを未経験だったり、暫く行ってないなという方には、是非「ライヴの帝王」の異名を持つティルトのサウンドに酔い、パフォーマンスに心躍らせて欲しいと切に思う!
そして最後に、このライヴ・レポを書くにあたり、写真掲載を許可くださいましたAmerican.Cherry氏はじめ、ティルトのメンバーの皆様にこの場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
(Wrote it on 2018.07.28)