ライヴ・レポ ~X-RAY 35th Anniversary Tour 2018 feat.SHARA @岡山CRAZYMAMA KINGDOM August 11, 2018~
日時:2018.08.11 (Sat.)
会場:@岡山CRAZYMAMA KINGDOM
1986年に解散してもう観る事は出来ないのかと思っていたX-RAY。しかし、湯浅晋氏は今ツアーには不参加ながら、ギターにはSHARA氏を迎えての主要都市でのライヴを解散後32年という月日を経て実現するに至った。30数年ぶりの熱き熱き想いを乗せたバンド側と、私と同様待ち焦がれた気持ちでいたファン側との壮絶なる一夜を岡山で過ごす事が出来た!そのライヴ・レポをここに思い出しながら書いて行こうと思う。
X-RAY 35th Anniversary Tour 2018 feat.SHARA @岡山CRAZYMAMA KINGDOM August 11, 2018 編
cast :
- Vo:Vo:藤本 朗
- B:臼井 "OZMA" 孝文
- Ds:高橋 "ROGER" 和久
- G:石原 "SHARA" 慎一郎 (from EARTHSHAKER) Special Guest
- Kb:盛山 "SEIYAN" こういち
Set List
- Opening S.E. ~ Theme Of X-RAY ~
- Stardust Way
- Rock Tonight!
- Question
- Singing Away
- Burnin' Like The Fire
- Don't Lie Don't Touch
- Lady Ray
- Fade Away
- Reflection Hide Away
- Rhythm Section Show Time
- "ROGER" Drums Solo
- Lonely Guys
- Off Scandal
- Trouble Maker
- You Got The World ~ Encore #1 ~
- Tell Me About Yourself
- Last Show Time ~I Wish You Every Happiness~ ~ Encore #2 ~
- Foolish Boys ~ Akira,OZMA & ROGER Ending Talk ~
当日はお盆初日の祭日、しかも土曜。私が到着したのは17:30頃だったのだが、会場となる岡山CRAZYMAMA KINGDOMの入るビルの前には数十人のオーディエンスがはやる気持ちを抑えてオープンを待っていたのだが、数十分もしないうちにみるみるオーディエンスの数は膨れ上がるように、およそ70名を超えるほどになっていたのだ。
改めてX-RAYというバンドのファンが根強くこの瞬間を待っていたのだという事がひしひしと伝わってくるようだった!
だがしかし、高速の事故渋滞も重なったこともあり、メンバーの到着が遅れるとライヴハウスのスタッフから伝えられた。
18:30に開場という事が告げられ(当初はこの時間が開演時間)時間つぶしをするにも、気持ちは焦るばかり(*_*) 焦っても仕方ないんだけど・・・・
開場後今回は椅子自由席を購入していたので、早速椅子を確保して物販コーナーへと急ぐ。Tシャツにタオル、ポスターと買い込み、会場で知り合った方と少し歓談。
さてさて、そんなことをしながら開演間近となり、ハコで流れる音楽が少し大きくなる。
当初予定の開演時間約40分ほどの遅れで、オープニングS.E. "Theme Of X-RAY" が流れてきて、いよいよ待ちに待った「X-RAY 35th Anniversary Tour 2018 feat.SHARA」のステージが始まったのだ!!!
オープニングS.E.が流れてきた瞬間から会場のオーディエンスに一気に電流が流れ込み、弾かれたかの如きまさに一瞬で総立ちとなる会場!
シビレタ! アドレナリンが一気に身体中を駆け巡り、ヴォルテージもレッドゾーンへと急上昇していくのが分かる。
2曲目というか、本編1曲目に持ってきたのはポップス感溢れる歌メロが印象的でさえある "Stardust Way" で、会場中のあちこちから一緒に歌う姿と声がこだまする。というか、自分もその一人なのだが(*^_^*)
やはりライヴは楽しんでこそ!! 斜に構えて観るよりは、バンドとオーディエンスとが一体となってこそ自分自身も楽しめるのだ!
先に述べるのを忘れていたが、35周年の記念すべきツアーということもあり、メンバーは勿論のこと気合も入っていたが、メジャーデビューを果たした後の現役の頃もX-RAYとしては岡山には来た事が無かったらしく、岡山初上陸という事で、オーディエンスはその30数年置き忘れた何かを取り返すべく熱い熱い声援を贈っていたのだ!
M.C.を挟んで "Question" なのだが、藤本 朗氏の声量とハイトーンは全く衰えていないことに改めて気付かされた。
ステージ上では、「動」の臼井 "OZMA" 孝文氏が圧倒的な存在感を放っているのだ!
重低音のメリハリ・フックの効いたベース・ラインを弾き出し、ドラムの高橋 "ROGER" 和久氏と組む、リズム・セクションが心地良いのだ。
"Singing Away" はロックン・ロールを基調としたポップ・テイストで共に歌えるセレクトが活きている。
この曲のあとのM.C.では、「この人がいないとこのツアーは実現できていない!」旨を話されて、SHARA氏を紹介!
確かにSHARA氏が居ないとこのツアーは実現できていないだろうし、SHARA氏の優しさと凄さが解るライヴでもあった。
常にSHARA節が炸裂しているのだ! ハードさとメロディアスな部分とが融合し、聴かせる・見せる・魅力なライヴ。
つづく "Burnin' Like The Fire" のファスト&ハード・ナンバーでは大合唱が巻き起こる!まさにトリハダもの(^.^)
ミドル・テンポ・バラード "Don't Lie Don't Touch" で藤本 朗氏の情感溢れる歌と、SHARA氏の美メロで攻めまくるギターが冴えわたる。
"Lady Ray"、"Fade Away" とミドルテンポの曲があり、後者の"Fade Away"では、ゲスト・キーボード・プレイヤーの盛山 "SEIYAN" こういち氏とSHARA氏の掛け合いも繰り広げられるなど見せる場所もあり呻らせるほどのステージングだ!
その後、ベースのOZMA氏とROGER氏によるリズム・セクション・ショウ・タイムへと突入。
OZMA氏曰く、”お客様参加型システム”ということで、OZMA氏のコール「ハーイ」に対し、オーディエンス側のレスポンスが繰り広げられてまさに会場中が一体となった!
その後、ROGER氏のドラム・ソロまで用意されステージングの楽しさや豊富さを楽しめる内容だ!
メンバーがステージに戻り、M.C.を挟み、いよいよライヴも後半戦へと突入していく!
"Lonely Guys" のアナウンスと同時にイントロが流れだすと、この日最高なんちゃう!!ってくらいにヴォルテージがライヴハウスの天井を突き破るように高くなり、ほぼほぼのオーディエンスが一緒に歌声を上げる!!!
"Off Scandal"のメロディアスな歌メロに酔い、"Trouble Maker" の勢いに乗り、"You Got The World" で完全にライヴハウス中が一体となりこのまま時間さえ止まってくれればと願ったものである!
一旦メンバーがバックステージへとさがり、アンコールがすぐにかかる。
まずはバラードナンバーの "Tell Me About Yourself" だ。後半感極まり涙ぐむ藤本 朗氏に感動した。
メンバーも35周年という節目をこうしてツアー出来た事に感謝しているのだ。いやむしろ感謝しなければいけないのは私たちファンの方かもしれない。
というのも、こうして今でもライヴ活動が出来るほどに仕上げ、オーディエンスを楽しませてくれて、感謝以外の言葉が見つからないのだ!!!
しっとりとした後には、"Last Show Time ~I Wish You Every Happiness~" のサビである「I Wish You Every Happiness」此処でも大合唱!
完全無欠の一体感!
メンバーがバックステージへとさがり、この日2回目のアンコールで登場!
そう、なにか忘れてるよね!これでしょやっぱ!!!!ってことで、「次はオマエ達の歌だぜ!ソング・コール "Foolish Boys & Girls"」というタイトル・コールで老若男女総立ちの会場(^.^)
拳を突き上げる人、共に歌い出す人、しっかりとこの場を目に焼き付けようとステージを見入る人、でもそこにあるのはすべてが笑顔・笑顔・笑顔!
この場所に居れた喜びと感謝に満ちあふれた笑顔なのだ! こんなに素晴らしいライヴを体験出来て誇らしくさえ思える。
このツアーに限らず、X-RAYは今後も活動をしていって欲しいと願うのである。
(Wrote it on 2018.08.15)
終演後帰り際に頂きました!! これ付録というか、オマケなんですね~!お得感いっぱいのライヴでした!
ちなみにミニ・タオルです。